HTML5 Hackathon イベントレポート
投稿日: Dec 28, 2009 3:44:39 PM
2010年5月16日に行われた京都GTUG HTML5 Hackathonのイベントレポートです。
会場は京都リサーチパーク株式会社。今回は30名あまりの方々に参加いただきました。
けっこう学生さんが多くて高校生の方も。多くの方々に参加いただいて楽しかったです。
今回はなんと!東京からGoogle API Expart HTML5の白石さんと羽田野さんにチューターとしてお越しいただきました。
わからないことはお二人に聞けばばっちりですね!!
今回は9つのチームに分かれてコーディングを行いました。
前週に開催した勉強会とIdeathonで練ったアイデアを目指してひたすら試行錯誤してます。
他の開発者の開発環境がみられるのもHackathonのいいところかもしれません。
開発環境も技術力やノウハウが反映されてますからね。
普段お目にかからないモノも見ることが出来ます。
京都GTUG HackathonではおなじみのK氏のキーボード
今回のチーム分けはこんな感じ。
WebSocketを使ったネットワークアプリケーション開発に人気が集中したためNetworkチームを2つに分けました。
さて、いよいよ発表です。
Gameチーム
Drag&Dropした画像によってキャラクターを生成して育成するゲーム「HTML5ファーム」
画像によってキャラを生成するところまで実装できました。
Multimediaチーム
DJナイトクラブ。開発者全員がDJのことを全く知らないのだとかw
CanvasやAudio要素を使ってターンテーブルを作成。スクラッチも可。
GWTチーム
音の出るお絵かきツール。描画した図形によって音声を再生します。
GWTで開発されているのがポイント。京都GTUGはスタッフを中心としてGWTを愛するメンバーが多いです。
Toolチーム
実用的なプレゼンテーションツールを開発しました。
SVG、Drag&Drop、WebStorageなどを活用しています。
Geolocationチーム
Geolocation APIで取得した位置情報から距離を算出し、距離に応じたメッセージを表示するアプリケーションです。
Hackathonの時間中に移動距離データを取れないため、事前に京都市内でかなりの距離を歩いて発表用のデータを録ったんだそうです(笑
Otherチーム
Firefoxの開発版でしか使えないAudio Data APIを利用したサウンドビジュアライザ。
Audioで再生した音声からグラフィックを生成しています。
Graphicチーム
忘れたい過去の思い出を粉々にしてくれるWEBゴミ箱。
アップロードした画像をCanvasで描画し、派手な効果とともに粉々にしてなかったことにします。
砕けた後の励ましのお言葉も胸に響きますね。
Network1チーム
WebSocketを使ったProxyを作成。
クライアントWebブラウザからのURLリクエストをフェイクできました。
変換とかもしたかったらしいですが時間が足りなかった模様。
チームの発表が終わった後、チューターの白石さんにも開発向けのネタを発表いただきました。
JavaScriptオブジェクトを「強く」するextend.jsと複数のキーイベントをキャッチするためのkeywatch.js
どちらもWebアプリ開発には有用なモジュールなので参加者からも使いたいという要望が多かったです。
以上、9チームの発表が終わったあと、すごいと思ったチームに投票して順位を決定します。
Hackathon経験者ならわかると思いますが、投票には技術力だけでなくプレゼンテーション力も影響しますよね。
優勝はNetwork2チーム。リモートデスクトップというインパクトが大きかったです。
賞品はGo言語のTシャツ。実はこの中にHackathon優勝3度目という猛者がいます。Tシャツも3枚目だとか(笑
2位はMultimediaチーム。ナイトクラブでDJというユニークでかわいいアプリが人気を集めました。唯一の女性参加チームのというのも影響大だったのかも(笑
賞品はCode Jamのステッカー。賞品はともにチューターのお二人に手渡ししていただきました。
このあとちょっとサプライズ。
今回、白石さんは奥さんがご出産間近という状況にもかかわらずチューターとしてお越しいただきました。
そんな白石さんに感謝の意を表して、京都GTUGから安産祈願のお守りをプレゼントいたしました。
Hackathon参加者一同、元気なお子さんが生まれることをお祈りしています。
これにてHackathon終了です。みなさんおつかれさまでした!
片付けが終わってからは、いつも有志で懇親会を行います。Hackathonの懇親会ではいつもなかなか濃い話が聞けるものですが、今回も面白い話がたくさん飛び交いました。
今回のHackathonも本当に楽しかったです!
京都GTUGのHackathonではけっこう成果物の完成度が高いんですが、今回は全てのチームが動作するアプリで面白いプレゼンテーションを行うことができました。これには正直驚かされました。みなさんのレベルの高さはもちろんのこと、HTML5でのWebアプリケーション開発による生産性の高さを示すことができたんじゃないかなと思います。
ホントに楽しかったですね。後日にも「またやりたい!」というコメントをいただいたのでHTML5 Hackathonはまたぜひ企画したいと思います。
みなさんまたやりましょう!!
Happy Coding :-D
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